ハンニバルの弟であり、第二次ポエニ戦争中にイベリア半島でカルタゴ軍を指揮した将軍。アルプス越えで援軍を率いたが、メタウルス川の戦いで敗死した。
会話のきっかけ
人生の歩み
ハスドルバル・バルカは、カルタゴの名将ハミルカル・バルカとその妻の間に次男として生まれた。兄ハンニバルと弟マゴと共に、ローマへの復讐を誓う家系で育った。
父ハミルカルに従い、兄弟と共にイベリア半島に渡った。ここでカルタゴの新たな帝国建設を目撃し、軍事教育を受け始めた。
父ハミルカルが戦死し、義兄ハスドルバル・ファイルが指揮を継いだ。若きハスドルバルは兄ハンニバルと共に軍事訓練を続けた。
ハンニバルがカルタゴ軍総司令官となり、ハスドルバルは兄の最も信頼される副官として仕えた。サグントゥム攻撃の準備に参加した。
ローマ同盟市サグントゥムの8ヶ月に及ぶ包囲戦に参加。この攻撃が第二次ポエニ戦争の引き金となった。
ハンニバルがイタリア遠征に出発した後、イベリア半島のカルタゴ軍総司令官に任命された。ローマのスキピオ兄弟との戦いを指揮した。
ローマ軍のイベリア侵攻に対し、エブロ川沿いに防衛線を構築。限られた兵力でローマの進撃を食い止めた。
ローマ艦隊との海戦で勝利を収め、カルタゴの海上補給路を確保した。この勝利でイベリアの支配を維持した。
親ローマ派イベリア部族の反乱を鎮圧し、カルタゴの支配を再確立。銀山地帯の支配権を維持した。
弟マゴ、マギスゴと共にローマのスキピオ兄弟を破り、両将軍を戦死させた。これはカルタゴのイベリア戦役最大の勝利となった。
大スキピオ(後のアフリカヌス)がイベリアに到着。彼の大胆な新カルタゴ攻撃により、カルタゴは重要な拠点を失った。
スキピオの奇襲により新カルタゴが陥落。カルタゴの宝物、人質、軍需物資を失い、イベリアでの形勢が逆転した。
スキピオとの決戦に敗れたが、軍の大部分を救出することに成功。この後、兄ハンニバルへの援軍派遣を決断した。
イベリアでの戦況悪化を受け、兄ハンニバルを支援するためイタリアへの遠征を決断。アルプス越えの準備を開始した。
約3万の兵を率いてアルプスを越えることに成功。兄と同じルートを辿り、北イタリアに到達した。
ガリア人傭兵を加えて軍を増強。兄ハンニバルとの合流を目指し、南イタリアへの進軍を開始した。
ハンニバルへの連絡のため派遣した密使がローマ軍に捕らえられた。これにより合流計画がローマ軍に露見した。
ローマ執政官ガイウス・クラウディウス・ネロとマルクス・リウィウス・サリナトルの連合軍に敗北。戦場で勇敢に戦い戦死した。彼の首はローマ軍によってハンニバルの陣営に投げ込まれた。