人生の歩み
エチオピア高原のアクスム王国において王位を継承。当時アクスムは紅海貿易の要衝を支配し、ローマ帝国、ペルシア帝国と並ぶ大国として繁栄していた。キリスト教を国教とする強力な王国の統治者となった。
アラビア半島南部のヒムヤル王国でキリスト教徒が迫害されているとの報告を受ける。ユダヤ教徒の王ズー・ヌワースによるナジュラーンのキリスト教徒虐殺に対し、宗教的義務として軍事介入を決意した。
紅海を渡りアラビア半島に大軍を派遣。ヒムヤル王国を征服し、ズー・ヌワースを打倒した。この遠征は古代における最大規模の海上軍事作戦の一つであり、アクスム王国の軍事力と海上輸送能力を示した。
イエメンにキリスト教徒の総督を任命し、アクスム王国のアラビア半島支配を確立。紅海交易路の両岸を支配下に置き、インド洋貿易における影響力を最大化した。国際的なキリスト教君主として認知された。
世俗の権力を捨て、エルサレムに王冠を奉納して修道生活に入ったと伝えられる。敬虔なキリスト教徒としての信仰を貫き、聖人として崇められるようになった。その治世はアクスム王国の黄金時代として記憶されている。
